父が認知症になりました。
2021年現在、父は89歳です。
体は元気で、大きな病気をしたことがありません。
元気なのはいいのですが、車の運転をなかなか止めてくれず本当に苦労しました。
ここでは、車の運転のこと、認知症と診断されてからのことなど、現在に至るまでの経緯を振り返ってみます。
きっかけは免許更新
2019年、父が87歳のとき免許更新の案内が来ました。
本人は、もちろん更新して運転する気満々です。
しかし、家族は皆、免許の返納を希望していました。
高齢ドライバーの事故が多いうえ、その年の4月には東京池袋で90歳の男性が車を暴走させ、何の落ち度もない母子を死亡させてしまうという痛ましい事故があったところだったからです。
母や兄や孫たち、もちろん私も、父と顔を合わせる度、免許更新をしないようにとお願いしていました。。
普段の父は、朗らかで明るく、物わかりのいい人なのですが、免許返納に関しては頑固で全く応じてくれませんでした。
私は、なんとか父の免許更新を食い止めようと、インターネットで調べたり、行政の相談窓口に問い合わせたりしました。
そこから、認知機能が低下していたら更新ができないということがわかりました。
そして、認知症外来という存在を知りました。
認知症外来へ
ただ、高齢とはいえ、一人の大人を認知症と名の付く病院に連れて行くのは一苦労です。
病院に行くように、何度も勧めましたが「俺はまだ大丈夫。」とか、「気を付けて(車に)乗ってるから、大丈夫。」などと言って聞く耳を持ちません。
家族と相談して、「病院でO.K.って言われたら、安心して乗れるでしょ?」と言うことにし、実行しました。
体力、気力に自信がある父は、この提案を承諾し、やっと病院に行ってくれることになりました。
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